8月下旬に予定されていた「ハッピーセット」のキャンペーンを見送る方向性を、マクドナルドが公式サイトにて本日発表しておりました。
ハッピーセット® 8月29日(金)からのキャンペーンについてのお知らせ | ニュースリリース | マクドナルド公式
事の発端は、8月9日から始まったハッピーセットの「ポケモンカード」の配布キャンペーンの転売問題が原因となっているようです。
ニュースにもなっていたので転売問題は知っている方も多いでしょう。
この転売問題は、高額でカードがフリマアプリなどで転売される他に、「大量に買ってカードだけを抜きとり、ハンバーガーは廃棄されている」というフードロス問題でも物議を醸しているのです。
このような「転売」行為は、数年前からも問題になっておりますが、法的に裁くのが難しいため減っていないのが現状です。
Q.では、どうすればこの転売行為が無くなっていくのでしょうか?
A.買う人がいる限り、無くならないです。
正直、これが現状の答えだと思います。なぜか?
中学生でも習う経済の話です。転売も商売ですから、「需要」と「供給」によって成り立っています。
「高くても良いから欲しい!!」という需要の声があれば、供給側の転売ヤーは「じゃあこの値段で😎」と売り出します。買う人がいるから売る人が存在する、とても簡潔な話です。
ただ、その売り出す値段が高すぎるっ!!!
今回のように、特典として貰えるタイプのカードは、出始め初期の段階では転売ヤーがおおよそ相場は場を決めることが出来てしまいます。そのカードの元値が存在しないからですね。
そして売れなければ値段を下げて買ってくれる人探る。そしてようやく一人目の買い手が見つかって商売が成り立った時、初めてそのカードの相場が定まってくるのです。
今回のハッピーセットの特典ポケモンカードも限定品ですから、かなりの付加価値が付きます。その結果、極端に高く設定したカードを誰かが早期の段階で買ってしまい、その値段が相場となって高額転売が広まってしまったのだと思います。
ではここで、逆を考えましょう。
元から値段が付いていた商品でも、元値で売れなければ売り手側は元値より値段を下げて買い手と交渉する必要がありますよね?
今回のポケモンカードでもそれは同じです。元値が存在しなくても、購入されないのであれば値段を下げないといつまでたっても売れ残ってしまいます。それを回避するために、転売ヤーが値段を下げざるを得ません。
つまり・・・
最終的には、「せっかく大量に仕入れたのに全然売れないじゃないか!!」と思わせる所まで追い詰めなければ、転売ヤーという存在は消えません。繰り返しますが、裁く法律が現状無いためです。
結論としては、
「転売ヤーから絶対購入しないこと!みんなで協力して、我慢せよ!」
です。マクドナルドさんもおそらくこの転売対策を練ってくれている事でしょう。今後少しでも悪質転売ヤーが減ってくれる事を願います。
また明日あたり、転売問題についてもう少しお話したいと思います。では🦀✨
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